岐阜県の人口減少と流出が進んでいる件について

平成23年の統計情報が出揃い、岐阜県の転入・転出人口については転出人口が上回ったというニュースを見た。気になったので、少し調べてみたところ、転出は平成23年だけの話ではなく、平成10年ぐらいから始まり、平成17年から常態化している。

人口としては転入・転出ともに4~5万人ぐらいの規模になる。一方で、県全体の人口をみると210万人を超えたあたりから減少傾向が顕著になり、現在は207万人ぐらいになる。だから、毎年2%ぐらいの人が県に入ったり出たりしていることになる。

全体の人口が減っていて、転入を転出が上回るということは、県には人口を引き止める要因が少ないということになるんだろう。県外への転出も県外からの転入でも、最も多く占めるのは「職業上の理由」。つまり、仕事が県外にあるから出ていったり、県内に仕事があるから来る人が多い。そう考えると、地域で仕事をつくる、ということが人口の減少を食い止める一番効果的な方法なのかな。

 

あと面白いのは、「住宅事情」で県外から来る人が結構いる。この項目は唯一転出より転入が上回っている。地価が安かったり、岐阜から名古屋へのアクセスは意外に良いので、ベッドタウンとして見直されているのかもしれない(岐阜から名古屋は電車一本で30分かからない)。雇用をつくることももちろん大切だけど、人口が増える要因はそれだけじゃない。街をどう作っていくかという方向性にも拠るんだろうけど、岐阜の場合は名古屋とどう共存していくか、という点も重要な要素かもしれない。

例えばベッドタウンになるんだとすれば、たとえばいろんな教育機関を手厚くしてみるとかどうだろうか。レベルが高いと言われる幼稚園を建ててみるとか。東京にある有名私立の付属校を誘致するとか。魅力がある教育施設が岐阜にあれば、名古屋から移住して、子供に通わせたいと思う人はそれなりにいるんじゃないだろうか。

 

人口の減少はこの先も続くんだろう。街はどう変化してくんだろうな。

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