仕事を早くこなせるようになったら次の考えること

仕事が遅い人の共通項 | Decent Point

確かにこの記事はその通り。仕事が遅いというのは、特に新人の頃というのは成果と直結しやすい。これはこれで大切なんだが、何年か経つと、仕事を早くこなすだけでは付加価値として出しづらくなるときが来る。っていうか、部下なんかを見てると、これが出来始めた頃に次の壁にぶつかる。

それは、自分のやっている作業に「意味」を持たせることができない、ということ。

なんでこの作業をするのか。なんで今こういうことを考えないといけないのか。なんで組織はこういう形であるべきなのか。質問してみると、答えに詰まる。そういう場合は、自分がやっていることの意味を理解したり、自分の中で十分に咀嚼できていなかったりするんだろうな。昔、自分もそうだった。言われた通りの資料を作っていったら、上司からの指摘に全く答えられなくて、「ああ、自分って上辺だけの理解で作業してたんだな」ってすごい恥ずかしい思いをした覚えがある。

 

昔の上司は、パワーポイントの資料のオブジェクトの色にも意味を持たせろ、と言っていた。「なんでこのオブジェクトの色をピンクにするのか」。それぐらい、細かいことにまで意味を持たせることは、物事の整合性を確保したり、目的を見失わない、という点でとても重要なんだと今は思う。

いろんなことに意味づけしていくと、自分が知らないこと、考えなければいけないことにたくさん気づく。ただ、注意しなきゃいけないのは、何も知らない新人の頃からこれをやると、迷走する場合があるのでそのバランスが大事だったりするんだよねー。いや、できる人は最初からできるんだろうけど。人って難しい。