国家レベルでの情報投資

毎年記事になってる気がするけど、国家予算におけるIT予算から、今後の動向を探るってやつ。今年も出ましたよ。興味があるところだけピックアップ。

 

第3回 政局が2013年度のICT予算に及ぼす影響 – 早分かり!2011~2012年の復興ICT需要:ITpro

7月20日の民主党総務部門での提言に対してどれだけ予算がついたかを調べると、第3次補正で1645億円、2012年度概算要求が1818億円、合計3463億円という巨額なものだ。

 

2011年10月、米グーグルと野村総合研究所が「国内のインターネット産業のGDPは20兆円となり、自動車産業を超えた」と発表して話題となった。インターネット産業というくくりでの初めての調査だった。

へー。ちゃんと知らなかったけど、インターネット産業っていうくくりだとここまで大きくなってんだね。どういう定義なんだろ。調べてみたら、「情報産業のうち、インターネット・プロトコル(IP)を用いた通信やサービス事業を「狭義のインターネット産業」と定義。」だそうな。大きい産業になったなあ。
「インターネット産業はGDPの3.7%で自動車産業より上」――グーグルとNRI – ニュース:ITpro

 

生体認証基盤、BCP(事業継続計画)基盤、日本DC(データセンター)ネットワークのような斬新なアイデアは、民主党や官僚からは出てこなかったので予算化されていない。生体認証基盤については、国民共通番号制で「本人なりすまし」を防ぐ対策として自民党が国会質疑などで積極的に要請しているところだ。BCP基盤や日本DCネットワークのような構想はこれから議論開始なので、まだ入り込む余地はある。また、被災地の救急医療や災害時医療に関してはどこまで入っているのか不明確なので今後確認する必要がありそうだ。

最近いろんなところで、重複投資を除外する、という意味で共通基盤の普及が広がっているのだが、国家レベルで実施するというのは面白い。こういうのを実現することで、国家的に効率化して、労働生産性を向上させようという観点は確かにある。実現が難しそうな気もするけど。だけど、文字コードの統一の試みも進められているし、いろんな共通基盤が導入されて、少しずつスタンダードが作られる可能性はありそうだよなあ。
情報処理推進機構:プレス発表:記事:約6万文字を収録した新しいIPAフォント(検証版)の公開

 

国家的な取り組みとして情報投資していくのであれば、こういう観点は重要な気がするのですよ。共通データベースを国家として整備して、企業に開放して無駄な情報投資を少なくしていくとか。地方自治体でも同じ。コストを削減して実現する効率化だけではなくて、どうやって個人や企業の情報投資を効率化させて、労働生産性を向上させていくか、というマクロレベルの観点から情報投資の解決策ががもっと出てきても良いんじゃないだろうか。

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